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超音波金属溶接機

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1秒間に20,000回の振動が生じる超音波溶接プロセス中の非常に大きな力にBUMAXボルトは対処しなければなりません。

Schunk Sonosystems社は、業界をリードするフレクシャーソノトロードなど、超音波金属溶接機の開発・製造における世界的リーダーです。同社の機械には、振動エネルギーをワークに伝達するソノトロードまたは溶接チップが含まれています。ソノトロードの固定には、最大2本の高強度ボルトが必要です。ソノトロードは超音波溶接で使用される高い周波数のため非常に大きなレベルの振動を受けます。

寿命性能の向上
フレクシャ―ソノトロードの性能をさらに向上させるため、Schunk Sonosystems社は、標準グレードの12.9スチールボルトから、最低1,200MPaという非常に高い引張強度と優れた耐疲労特性を持つBUMAX® DX 129(二相ステンレス鋼)に変更しました。

「Schunk Sonosystems社の研究開発責任者であるStefan Mueller氏は次のように説明しています。「ソノトロードの取り付けに使用していた標準の12.9スチールボルトは性能が安定せず、約20,000回転/秒の超音波振動によってかかる非常に大きな引っ張りや曲げ力に対応できず、定期的な交換が必要でした。最悪の場合、ねじの破損がソノトロードの寿命を制限する可能性がありました」

2022年後半、Schunk Sonosystems社は、ソノトロードの寿命を持続させ、破損しないねじを見つけることを目指してさまざまなファスナーをテストしました。

「私たちがテストしたすべてのねじの中で、BUMAXだけが全ての要件を満たしました」とMueller氏は述べています。「BUMAXは性能が安定しているだけでなく、ソノトロードの寿命まで持続し、ねじの頭に摩耗粉を生じず、さらに防錆処理も不要です」

Schunk Sonosystems社は現在、すべての超音波溶接用フレクシャーソノトロードにBUMAX® DX 129を使用しています。これらの機械は主に自動車産業で使用されています。

優れた疲労耐久性
BUMAX社製のねじが提供する高い疲労強度は、破壊することなく多くのサイクルに耐える能力において極めて重要です。すべてのBUMAXボルトは、最高品質の欧州鋼を使用しており、先進的な製造プロセスにより材料の疲労耐久性がさらに向上しています。

疲労破壊はしばしば介在物、スラグ、表面欠陥などの応力集中から始まります。BUMAXが使用する高品質の原材料は、最高の冶金工程と優れた表面特性と共に、優れた疲労強度を保証します。BUMAXはまた切削ねじではなく転造ねじを使用し疲労耐性をさらに高めています。

「私たちは、BUMAXのねじと高レベルのサポートに非常に満足しています」とMueller氏は締めくくります。「BUMAXねじの使用は、当社のフレックスソノトロードにとって画期的なものとなっており、お客様に対して常に高い品質基準を満たす製品を提供することを可能にしています。


BUMAX DX129 ボルト(二相ステンレス鋼)
引張強度    1200N/mm²
耐力    1080N/mm²


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