スウェーデンを代表するステンレスボルト「BUMAX」は、BUFABグループのブランド製品です。森と湖の国スウェーデンは良質の鉄鉱石と豊富な森林資源から作られる木炭によって、ローマ時代の後半には不純物の少ない世界最高品質の鋼、いわゆるスウェーデン鋼の生産を始めております。何世紀にもわたる独自の製鋼技術をベースに、今まで不可能と言われてきた「耐食性と強度を併せ持つ」BUMAXが誕生しました。
BUMAX社(旧Bulten Stainless Industry社)は、1899年にボルト製造を開始、1926年にはステンレス鋼製ボルトの製造をスタートし、以来北欧を代表するボルトメーカーとして発展してまいりました。
現在では、24カ国に拠点を置くスウェーデン有数の多国籍企業BUFABグループの中核企業として、BUMAXブランド製品を世界市場に供給しております。
沿岸地域における10年間の大気暴露おいて、BUMAXはSUSに比べ良好な結果を得ており、20%硫酸腐食試験でもSUS316と比べ3倍の耐食性を証明。
海中に露出する船舶使用でも30年の耐食性を保証。
高強度ステンレスボルトBUMAXは他のステンレスボルトを凌駕する圧倒的な耐食性を保証します。
SUS304・SUS316は通常400℃まで使用可能ですが、BUMAXは50%アップの600℃まで使用可能です。
マルテンサイト系材料を熱処理することで強度を高めたステンレスボルトでは、最高使用温度をBUMAXの3分の1の200℃に設定しています。
ここでも高強度ステンレスボルトBUMAXはあらゆるステンレスボルトに比べ抜群の耐熱性を発揮します。
ステンレスの特性のひとつに非磁性があります。透磁率が1.000に近ければ近いほど非磁性と言えます。
(いわゆる磁石に付かない)SUS304(A2-70)でも透磁率が1.400ですから、BUMAXが有する透磁率1.006の優れた非磁性がお分かりいただけます。
非磁性環境を必要とする各種精密電子機器にBUMAXを安心してご使用いただけます。
今までは耐食・耐熱性を落とさずに高強度ボルト締結設計を行う場合、A286やINCONEL 718等のニッケル合金を使わざるを得ないのが実情でした。反面ニッケル合金ボルトは大変高価でコスト面では大きなハンディキャップとなっていました。
高強度ステンレスボルトBUMAXはオーステナイト系で、純度の高いスウェーデン鋼SUS316Lモディファイ材を使用し、六角ボルト・六角穴付きボルト・ナット・ワッシャーをミリ・インチの両方で標準生産し、これだけの高機能ながら小箱単位で在庫販売しています。短納期と合わせ、BUMAXはコスト削減にも大きく貢献します。
BUMAXは高強度化による軽量化が可能であるため、省資源・省エネを実現する環境に優しい製品です。
また、ボルトの製造過程で熱処理を行わないため、CO2の削減・クリーンな環境の維持を実現しています。
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