SPSテクノロジーは、1906年に六角穴付き止めねじ、1911年には世界で初めて六角穴付きボルトを市場に紹介。「UNBRAKO(アンブラコ)」ブランドを軸に、世界有数のファスナーメーカーとして事業を続けています。
1961年には日本へ進出。宇宙航空機用ファスナーを防衛庁、プライム・マニュファクチャラーの重工各社および関連メーカーへ販売し、日本のマーケットに常に最新の技術情報を提供してまいりました。
UNBRAKOブランドの六角穴付きボルトは、SPSが開発して以来約100年、現在でもねじ業界のスタンダードとして、工作・建設、各種産業機械分野の発展はもとより、日本のねじ業界の発展にも大きく寄与しています。
大きな応力が集中する首下フィレット部に、アンブラコはエリプティカル(楕円形)フィレットと称する複合Rを採用。応力集中を低減し、通常品の4倍の強度を有し、首とび事故を未然に防ぎます。
谷底角度がシャープな不完全ねじ部は応力が集中し、折損の原因となります。アンブラコは谷底に大きなRをつけ通常品の3倍の疲労強度を有します。3R(RADIUSED-ROOT-RUNOUT)の効果です。
UNBRAKOの技術的バックボーンは、長年にわたって2,100N/mm2もの強さを持ち、極めて高い信頼性を必須条件とする宇宙航空機器用ねじの開発と量産を通じて培われたものであり、この標準をもってすれば1,300~1,400N/mm2のボルトはUNBRAKOのなかで中級に属するものであり、それだけにたいへん手慣れたものであるといえます。
また、新しいISO規格では従来見逃されていた12.9クラスのボルト伸び、衝撃値その他が取り上げられ、またUNBRAKOの六角穴付きボルトはこれらの規格をすべて満足するものであるということも絶大なる信頼性を保証するものです。
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