
Van der Lee Turbo Systems社 (オランダ) のターボチャージャーは、その比類なき安定性と高い品質から、2019年よりBUMAXをメインファスナーとして採用しています。
Van der Lee Turbo Systems社は、ターボチャージャー業界のニッチプレーヤーで、考えられるあらゆる目的のためにターボシステムのマッチング、設計、開発、試験、製造においてハイエンドの技術ソリューションを提供しています。同社のターボチャージャーは、さまざまな船舶用エンジンや自動車用エンジン、すべてのF2マシンに搭載されています。
品質を保証するために選ばれたBUMAX
Van der Lee Turbo Systems社は、製造するターボチャージャーに、締結する場所や要求される特性に応じて、さまざまなBUMAXファスナーを使用しています。
「当社がBUMAXを使用する主な理由は、彼らが自社で製造しているため私達がファスナーの品質を管理できることです。他のサプライヤーはDIN規格に対する納入保証しか提供できませんが、当社にとりましてそれでは不十分です。」とVan der Lee Turbo Systemsの社長、ヤープ・ファン・デル・リー氏は説明します。
ほとんどのサプライヤーは異なるサプライヤーから部品を調達しているため、ファスナーの特性には大きなばらつきがあります。BUMAXは他のサプライヤーとは異なり、高品質のファスナーをすべて同じ方法及び最高基準で製造しているため、品質を確保しばらつきを最小限に抑えることができます。
「IATF16949の認定企業として、ターボチャージャーの個々の部品間の品質を保証するために、当社の内部および外部委託のすべてのプロセスを固定化する必要があります」とVan der Leeは言います。「ターボチャージャーの性能を保証するために品質が求められます。部品の1つにばらつきがあるとターボチャージャー全体の故障につながりかねないので、ばらつきをできるだけ少なくする必要があるのです」。
要求の厳しいターボチャージャー用ファスナー
ターボチャージャーは非常に厳しい条件下で作動し、1,000℃以上まで急速に上昇する温度サイクルに耐える必要があります。信頼性の高い高強度・耐熱性のファスナーが不可欠であり、ファスナーが配置される場所によっては耐腐食性も求められます。また、モータースポーツ用途では軽量であることも重要な特性であり、BUMAXファスナーはこれに対応しています。
マリンターボチャージャー用ファスナーを18万本受注
BUMAXは、Van der Lee Turbo Systems社に、ターボチャージャーのヒートシールドを固定するためのBUMAX® HEファスナーを18万個供給する契約を締結しました。船外機用ディーゼルエンジンに組み付けられるターボチャージャーに、強度10.9のM6x13フランジボルトが使用される予定です。BUMAX® HEは、高い強度と高温での良好な耐酸化性を必要とする用途に適した耐高温材料です。
「Van der Leeは次のように述べています。「私たちは今後もすべてのターボチャージャー用途にBUMAXファスナーを使用していくつもりです。私たちが必要とする量と品質をコスト効率よく供給できる会社は他にはありません」。
BUMAX® HE ボルト
引張強度 1000N/mm²
耐力 900N/mm²
規格 EN 1.4980
UNS S66286 (A286)
BUMAX® HEは高温環境用に最適化された耐高温グレードで、通常のステンレス鋼と比較して、時効、ガス酸化、クリープ、強度損失に対して非常に安定しています。この鋼種は、700℃までの温度で高い強度と優れた耐酸化性を必要とする用途に適しており、300℃を超える温度での長時間の使用にも対応可能です。
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