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陽子線がん治療装置(フランス)

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より良いがん治療をサポートするためにBUMAXはこのほど、陽子線がん治療装置の新機種を製造するため、顧客から17,000本のネジを初受注しました。陽子線治療器は、陽子線を必要な場所に正確に届けることができるため、世界中で増加するがん治療に大きく貢献しています。

本機は、陽子線治療をより身近なものにすること、すなわち、より良いがん治療を世界中のより多くの人々に提供することを目的とした、より低価格の陽子線治療機です。

お客様のご要望
お客様は、陽子線装置のすべての真空部品を固定するために、CERN507規格に適合した透磁率の低い高強度ステンレス鋼製スクリューを必要としていました。

CERN507規格に適合しないスクリューは、真空漏れを引き起こし、最終的には機械の故障につながる危険性があるため、CERN507規格に適合するスクリューが必要でした。CERN507規格は、特に「超高真空アプリケーションと磁場ステンレス鋼グレードA4-100」に関連しています。陽子線装置では、陽子の動きを妨げないために、低い透磁率が不可欠です。

BUMAXのソリューション
BUMAXのビジネス開発マネージャーであるカミーユ・フォイエは、「当社のお客様は、CERN 507に準拠したねじを製造できる世界で唯一のファスナーサプライヤーであることを知りました」と述べています。実際、BUMAXは近年、スイスのCERN粒子加速器とともにこの規格を開発し、彼らの非常に高い要求に応えています。

「BUMAXは、高強度・低透磁率のBUMAX® 109ネジに銀コーティングを施すことで、顧客の要求を完全に満たすことができました」とBUMAXのビジネス開発マネージャー、フォイエは説明します。"BUMAXのネジはかじりの問題の影響を受けにくいのですが、ネジ穴の潜在的な問題を避けるため、つまりかじりを完全に避けるために銀のコーティングが使用されています。"

CERN 507とは?
CERN 507は、磁場強度ステンレス鋼の超高真空用途のための新しい規格です。BUMAXはCERN(欧州原子核研究機構)と共同でこの規格を開発し、様々な先端製造業やハイテク産業のアプリケーションに利益をもたらす大きな可能性を持っています。


BUMAX 109 ボルト 
引張強度    1000N/mm²
耐力    900N/mm²(M12以下)

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