ホソカワアルパイングループでは、信頼性と長寿命を確保するため、最高級の粉体処理機にBUMAXファスナーを採用しています。
要求の厳しいアプリケーションに対応するBUMAX
ホソカワアルパインでは、10年以上前からBUMAXファスナーを採用しており、特に高温・高圧下で動作する機械や、スペースが限られているケースで使用しています。高強度・高耐食性のBUMAX® 88とBUMAX® 109、そして高温用BUMAX® HEが使用されています。
「ホソカワ・アルパイン・グループのシニア・デザイン・マネージャー、Johannes Schusterは次のように説明します。「私たちは、要求の厳しい用途でファスナーの特性を高める必要がある場合にBUMAX製品を使用しています。「私たちのお客様は、耐腐食性が要求される化学業界や、洗浄が容易でなければならない医薬品業界など、ステンレス製の機械を頻繁に要求されます」。
機械設計を容易にする
"当社の設計部門にとって重要な点は、BUMAX製品が常に安定した性能を発揮するという事実です。"Schusterは言います。"つまり、張力や正しいトルクを得ることに問題がないため、寸法や設計の段階が簡素化され、容易になるのです。"
BUMAX製品の安定した性能の背景には、材料の一貫性と良質なファスナーのネジ山があります。BUMAXは、化学組成に関する厳格な仕様に従って、ヨーロッパの高級サプライヤーからステンレス鋼を調達しています。
「設計チームにとってもう一つの重要な点は、BUMAXが常に提供している技術的な専門知識です」とSchuster氏は言います。"これには、通常のアプリケーションや機械の長寿命化に対するサポートだけでなく、最適なファスナーソリューションが不可欠なユニークで厳しいアプリケーションに対する専門知識をBUMAXが提供してくれる特別なアプリケーションも含まれます"。
このようなアプリケーションでは、高温と耐圧性を兼ね備えた専用機が必要になることがあります。また、圧力機器に関するドイツのAD2000コードのような規制を満たす必要があります。
限られたスペースでの使用
BUMAXは、ファスナーの本質的な特性をそのままに小型化した製品であるため、スペースが限られた小型機への搭載が可能です。これには主に研究所や研究施設向けの機械が含まれます。
また、動的負荷のかかるアセンブリでBUMAXファスナーを使用すると、重量を軽減できる可能性があることも利点です。"
BUMAX 88 ボルト
引張強度 800N/mm²
耐力 640N/mm²
BUMAX 109 ボルト
引張強度 1000N/mm²
耐力 900N/mm² （M16以下）
BUMAX® HE ボルト
引張強度 1000N/mm²
耐力 900N/mm²
規格 EN 1.4980
UNS S66286 (A286)
BUMAX® HEは高温環境用に最適化された耐高温グレードで、通常のステンレス鋼と比較して、時効、ガス酸化、クリープ、強度損失に対して非常に安定しています。この鋼種は、700℃までの温度で高い強度と優れた耐酸化性を必要とする用途に適しており、300℃を超える温度での長時間の使用にも対応可能です。
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