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粒子加速器

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BUMAX®は、スイスのCERN(欧州原子核研究機構)粒子加速器に、高温と絶対零度に近い温度の両方に耐える高強度ネジとファスナーを供給しています。

お客様の高い要求

CERNの粒子加速器では、さまざまな真空チャンバーやベローズモジュールに、透磁率が低く、コバルトを含まない高強度ファスナーが求められていました。さらに、ファスナーは1.9度ケルビン(マイナス171℃)までの絶対零度に近い温度と、ベークアウト時の高温(300℃)に耐える必要があります。

さまざまな試験の結果、CERNはBUMAX®がすべての要件を完全に満たしていることを確認しました。

BUMAXのソリューション

BUMAX®は1996年以来、CERNに高品質なファスナーを提供しています。CERNのすべてのBUMAX®ファスナーにBUMAX® 109が使用されており、2016年から2018年にかけて年間平均13万個が供給されています。

BUMAX® 109ファスナーは、1.9ケルビン(マイナス171℃)の極低温に耐え、最大300℃のベークアウト温度でもその特性を維持します。さらに、BUMAX® 109の非磁性により、BUMAX®ファスナーは加速器内の粒子の動きや磁場を妨げることがありません。

BUMAXのお客様とのコラボレーション

BUMAXはCERNと協力し、BUMAX®製品に銀コーティングを施すことで、カジリを低減する試験に成功しました。CERNとのこの試験以来、BUMAXはCERN 507という規格で他のお客様にもシルバーコーティングを提供するようになりました。

お客様のメリット

コスト削減
BUMAX® 109は極低温と高温の両方に対応するため、CERNは交換やメンテナンスのコストを大幅に削減することができます。

環境面でのメリット
ステンレス鋼は100%リサイクル可能で、その過程で元の物理的特性を維持します。このリサイクル性により、バージン材料の使用量を減らし、ライフサイクルでの二酸化炭素排出量を削減することができます。

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BUMAX 109 ボルト 
引張強度   1000N/mm²
耐力     900N/mm² (M16以下)



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