
標準ステンレス鋼製ねじの課題
日本の企業である奈良機械製作所は世界中のさまざまな工業顧客向けに粉体処理機を製造しています。これらの機械の多くは高い気密性を確保するためにしっかりと締め付けられたステンレス鋼製ねじが必要です。しかし、粉体に接触するねじには潤滑剤を使用できないため特に焼き付き(スレッドゴーリング)が発生しやすいという課題がありました。
「これまでは、すべての機械に標準的な304および316ステンレス鋼製ねじを使用していましたが、お客様から焼き付きや損傷の問題が頻繁に報告されていました」と、奈良機械製作所の技術部長(当時)であり、現在は代表取締役社長を務める蒸原健一氏は説明します。「これらのねじは空気漏れの問題も抱えており、さらに清掃やメンテナンスのために頻繁に取り外す必要がありました。」
このような問題やメンテナンスの必要性は産業顧客にとってコストのかかる作業やダウンタイムの原因となっていました。「最悪の場合、焼き付いたねじを切断して慎重に取り外し、粉体が機械内に入り込まないようにする必要がありました」と蒸原氏は語ります。
BUMAXが焼き付き問題を解決
「しかし、インターネットを通じてBUMAXを見つけ、日本国内のお客様が使用する焼き付き問題のある機械にBUMAX® 88ねじを試験的に取り付けてみました」と蒸原氏は述べます。「BUMAX®ねじを導入して以来焼き付きや気密性に関する問題は一切報告されていません。」
より高品質な機械の開発
この試験導入の成功を受けて、奈良機械製作所はBUMAX® 88ねじを採用した全く新しい機械を製造しました。「今後は、気密性が求められるすべての新しい粉体処理機械にBUMAX®ねじを使用する予定です」と蒸原氏は語ります。「これにより、焼き付きに関連するメンテナンスや交換が原因で発生する高額なダウンタイムを顧客が回避できるようになります。」
BUMAX® 88ねじの使用は、奈良機械製作所が高品質な粉体処理機械をさらに発展させることに貢献しました。「BUMAXに出会えて非常に満足しており、同様の焼き付き問題に直面している他の企業にもBUMAX製品を強くお勧めします」と蒸原氏は結びました。
BUMAX 88 ボルト
- 引張強度 800N/mm²
- 耐力 640N/mm²
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