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　<後日談>

　20年の大河ドラマは、新型コロナウイルスの影響で撮影がストップする期間があり、年を越して2月末まで放映が続くそうです。明智光秀を主人公に据えた戦国末期の物語、果たして光秀をどのように描くのか興味を持って、毎週の放映を楽しみにしていました。
　光秀が信長を討ち果たす動機、それに至る光秀離反の経緯をどう取り扱うのか、どうやら見えてきたようです。作者は新解釈を試みるようですが、果たしてどうでしょう。その後の歴史との整合性は取れるでしょうか。
　「歴史のif」ということで考えるなら、仮に斎藤道三が身内の内紛に遭わず、そのまま美濃に君臨し続け、尾張の信長の勃興を許さなければ、光秀は斎藤家の優れた家老として足利幕府の再興に貢献したことでしょう。その後、今川義元の首をあげた信長が、美濃を奪取するべく攻撃を仕掛けるとして、戦場でまみえた光秀はどう戦うのか、幕府軍として尾張勢と相対するとすれば、名分の点で形勢が信長に不利に働くことになったかも知れません。
　あるいは幕府軍も一枚岩になれず、朝倉や六角、松永、三好など群雄が割拠したまま時勢が膠着し、信長は大きく伸長する機会を失ったまま、武田の脅威にさらされることになったでしょうか、どうでしょうか。