PCCグループがめざすもの、それはトータルメタル・コンポーネンツ・ソリューションです

高尾山って世界遺産じゃないそうよ

TOP > PCCディストリビューション・ジャパンについて > 代表者ブログ やとわれマダムのうち明け話 > 高尾山って世界遺産じゃないそうよ

  2022年9月22日

 高尾山って世界遺産じゃないそうよ
 それじゃ 何に登録されたのかしら?

高尾山 ケーブルカー バイク ツーリング

 野の草に露が降りる「白露」を迎える週、ふと思い立ち高尾山に登りました。幸い好天の様子ですが、時折低い雲が空を横切り、急な雨を心配する感じになり、なかなか落ち着きません。最寄り駅から電車に乗って小一時間で行ける距離感なのですが一度も訪れたことがありませんでした。

思い起こしてみると、学生時分に友人に誘われて上高地へ行き穂高に登ったのが最後、その前は中学校の校外学習で金剛山だったような気がします。

高尾山は良く整備された山なので、街中の坂道を歩くようなつもりで「大丈夫やろう」と、舗装された1号路を登ることにします。下から歩いて登るなら不動院前の道を進むのですが、日頃のなまくらで足腰に自信がないので、迷うことなくケーブルカーを選びます (笑)

ケーブルカーは普通、駅で床が水平になるような設計になっていると思っていたら、これはやや前傾していて、頂上の方へ前のめりに傾いています。「それだけ傾斜がキツイんや」と想像していましたら、ケーブルカーとしては国内で最も急勾配という最大斜度31度18分の時に床が水平になりました。

購入してから10年以上も街履きにしか使ったことがないダナーのショートブーツ、ビブラムソールの威力を頼りに頂上を目指す覚悟でここまできましたが、肩もあらわなサマーワンピにハイヒールの若い女性や、なぜか海水浴の帰りかと思うようなビーチサンダルのカップル、着物姿の芸妓さんが乗車していて、すっかり肩すかしを食った気分になりました。





高尾山 バイク ツーリング

 手前に見えるのが中央道、その向こうに八王子からは北にあたるあきる野から青梅にかけての市街地が広がっています。ところどころに茶屋があって、焼きまんじゅうやお団子の香ばしい香りが漂い、冷凍フルーツを刺した串も売られていて、まるで観光地の食べ歩き通りのようでした。

1号路が舗装路なのは、下からクルマで商品を運ぶからなんですね。やたらに電線を見かけるのも寺院や売店に豊富な電気を供給するためな訳で、ここでは建屋の冷房も効いて街中と同じ生活ができるのでしょう。

深い木立の間から差す日光と共にマイナスイオンを浴びつつ、薬王院の山門をくぐると左が百段以上の男坂、右手に女坂が見えてきます。「男坂は下りで歩こう」と極めて合理的な判断を下し、なだらかな女坂を進みますが、それでも途中から息が切れてきて、体力の衰えを痛感します。男坂の階段を見て、そう言えば30代の半ばに勤め先の慰安旅行で山寺に登ったことを思い出しました。あの時は上まで駆け足で一気に登り切り、カラダを動かすことが快感だったものです。今からならとても信じられません。

ハイカー姿の女性もたくさんいて、中には愛犬のリードを引きながら登っている方も見かけました。iPhoneに付いている歩数計の機能で、ときどき一日の歩数をチェックするのですけれども、コロナ禍のこの2年半ほど、仕事で外出することもとんと減り、外を歩くことがとんと少なくなりました。

駅では意識して階段を上がるようにしているものの、脚を持ち上げる大腿筋がすっかり弱っていることは否めないと思います。ウォーキングで平地を歩くのは、カロリー消費としては意味があるのでしょうが、足を振り子のようにして歩くと筋力はあまり使いません。やはりハイキングのように傾斜のある道を、太ももを上げて歩かなければいけませんね。駅では意識して階段を上がるようにしているものの、脚を持ち上げる大腿筋がすっかり弱っていることは否めないと思います。ほどなく薬王院へ到着しました。山門をくぐります。開創は天平16年で、1200年余り前とのこと。関東三山のひとつに数えられるそうです。

まだ青々としたもみじの葉も、少し色づいているのは、ここのところ最低気温が下がっているからでしょうか。紅葉の時期はさぞ綺麗なのでしょうね。見頃の週末は、観光客で溢れかえるので、平日にお休みが取れれば今年は来てみたいと思います。



BIKE バイク ツーリング 高尾山

 この薬王院不動堂が頂上までの中間地点あたりになりますか、もう少し頑張らなければなりませんね。さらにかなり急な階段を上がると奥之院があります。けっこう息が切れました 囧rz

賽銭箱があるたびに浄財を納めていたら「一体いくらになるんや」と、いささかげんなりして歩を進めていると、視界が開けて頂上へ到着したようです。海抜599.15メートル、丘陵地帯の上り坂を一時間あまり散歩するような感覚で登れました。 よく晴れていますが、陽射しはさして強くなく、あまり暑くありません。よい日に来れてロートルハイカーとしては助かりました。

上りは脚を持ち上げる方に注意がいきましたが、下りでは膝で体重をしっかり支持することに気をつけます。急な階段の下りは、頭が出て前のめりにならないように意識し、手すりで上体を支えつつ一段一段降りていきます。まるでお年寄りみたいですね。

男坂の方から下ってくると、リフト乗り場をまわり込んで、ケーブルカー駅の裏側へ出る形になります。今回は「様子見」なので、下りもケーブルカーで下りることにしました。この次はケーブルカーを使わずに自分の足で下から登りたいと思います。






資料請求・環境シートのご依頼など
お気軽にお問い合わせください。

PAGE TOP