昨年の今ごろ、当社が販売するPermaswage製品を作る米国工場から、3人の来訪者がありました。その内の一人が「ビーガン (完全菜食生活者)」であることが判り、対応可能なお店を探すことになったのです。
その頃、横浜にある、日本人を含む各国のビーガンが集うグループと行き来がありましたので、ビーガンの方たちが外食する際の難しさを知っていました。人により厳格さには差があるものの、調味料も動物性のものは避け、植物性に限る方もあります。
和食には、豆腐や和野菜を炊いたものがあるので大丈夫ではないか、と思われるかも知れませんが、例えば「かつおだし」を使ったお料理は、魚由来なのでだめなのです。事前に和食店へ足を運び、「こちらは、おだしは何から取られていますか?」と尋ねたところ、板長さんから「ウチは、ほんだしです」と言われ、がっかりしました。訊き方が悪かったのでしょうか?
外国人がよく利用するホテルなら、ビーガン食の対応が可能ではないか、ということで連絡したところ、幸い用意してくださることになりました。
ビーガン食は、横浜の中華街にある中華やインド料理のお店、自由が丘などの専門店で頂いたことがありまして、もともと野菜が大好きで、濃い味つけはあまり好まない私にとっては、美味しいと感じられる食事です。
ビーガン食では、大豆などでお肉を模したミンチを作り、ミートボール風にしたりしますが、悲しいかな、さすがに本物のお肉とは似て非なる味わいです。まったくお肉が入っていない野菜カレーが、やや物足りなく感じるのと同じでしょう。
最近、健康意識の高まりから、「植物肉」を使ったハンバーガーやボロネーゼのペンネなどが新聞等で紹介され、コーヒーチェーンやコンビニでも取り扱われるようになりました。
さっそく食してみたところ、和風のごまだれソースやトマトをたっぷり使ったソースで、大豆ミートの淡白さを上手に補ってあり、ちょうどよかったです。
かつては、日に三度お肉を食べないと気が済まないものでしたが、近年はお肉や揚げ物が二食続けば、次は魚にしようと思うようになりました。これが、加齢による食の好みの変化なのですね。
大豆ミートの食品に、もう少しバリエーションができれば、三食のサイクルにうまく取り込み、健康に配慮しつつ、ソースのテイストでハンバーガーやパスタを楽しめるような、老後の食生活を送れるようになるでしょう。
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